お見舞い、原点

97歳になる祖母のお見舞いに和歌山に行ってまいりました。

祖母は、淡路から和歌山に移り住んで、長くなりました。

最近、高齢で体調不良ということもあり、久しぶりに会いました。

現在は、口から食べ物を摂取することが出来ず、受け答えもあまり出来ません。

それでも、私や、妻、子供、母の呼びかけには、しっかり目を開けて、微笑んでくれました。

小さい頃、遊びに行くと「ありがとう。よう来てくれたねぇー。」といってやさしく迎えてくれたことを思い出しました。

おばあちゃん、いつもありがとう。そしていつも看病していただいている和歌山の伯父さん叔母さんに感謝です。

帰りに和歌山の市内近くの公園を車で通りました。

25年前、父が胃がんで闘病中、私が11歳のころ、お見舞いに来たときに良く遊びにきた思い出の公園でした。当時のまま残っていたことが、本当にうれしかったです。

あの頃、父が亡くなることなど、想像もしないで無邪気に遊んでいた馬鹿な自分を懐かしく思いました。

和歌山は、祖父母や父が、入院したときにお見舞いに訪れた思い出の場所。

以前は、観光などしたことはなく、お見舞いだけで、まわりの景色が見えませんでしたが、昨日ははっきり見えました。

和歌山に来ると感謝の気持ちが湧いてくる。医療人としての原点がここにあると感じました。

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