動かざること・・・

動かざること山の如し。

今、そんな時期。

いろんな準備をしながら動かない。

若い頃は、無駄に動いて余計にうまくいかなくなることが多くあった。

状況が、整うまで動かない我慢も戦略の一つ。

動く時を考えて、地道に準備を進める。

40歳の誕生日

11月18日で40歳。

去年までの誕生日と違い、特別な思いがある。

自分が13歳のとき父が40歳になって約1ヶ月で亡くなった。
以来、この年齢を一つの目標として生きてきた。

周りの人や世間の流行りとは違う感覚を大切にしながら、前に進み、やっとこの年齢に到達した。

父親が闘病していた姿は鮮明に記憶に残っている。

40歳になり健康でまだまだ成長過程であることに感謝しながら、人生の一区切りとしたい。

次は、人生の第二章として40年の修行をもとに、さらに成長し、人生を有意義なものとして、自分が亡くなるときに関わった人に何かを感じてもらえるような人間をめざす。

父の年齢を超えて、これから本当の意味での「野上 祐一」というものを作り上げていく。

ボクサー 村井 勇希

彼の試合を始めてみたのは、約10年前。

世界戦のセミファイナルでそのときは自分の友人と戦った相手選手でした。

その後、グリーンツダの興行で何度も試合を見ました。

ボクシング界やジムに共通の知人が多かったことから、彼も僕のことを知っていたようで、初めて話をしたのは今年の4月でしたが、すぐにうちとけることができました。

彼のように新人王を獲ったジムの有望選手は、ここ一番のランキングをあげる試合以外では、リスクのある試合を避けて、負けをつけないようにするのだが、彼は圧倒的に不利な海外での試合にも勇敢に挑み続けた。

40戦して20勝して15敗以上している。15敗している彼が30歳を超えてキャリアの最高ランクにいるのは多くの強い選手と戦い、僅差で敗れたキャリアをしっかり強さに変えていったことの証明である。

11月2日世界ランカー大場選手との戦い。10R判定負け。

彼のキャリアを噛みしめながら、しっかりと観戦しました。

彼がこの戦いに挑むまでの過程から人生を学ぶことができた10R。

通常の歯医者では経験できない心の強さをもらいました。

村井 勇希選手に感謝。